2023年春分図

春分図

春分図が強く影響する期間は、そのASCが活動宮の場合は夏至まで、柔軟宮の場合は秋分まで、不動宮の場合は次の春分までという考え方もあります。
しかしその年度全体を探るときに一番重要な図であることには変わりないと思います。

今年の東京の春分図のASCは牡羊座15度「毛布を編むインディアン」。
活動宮のASCで、影響期間は最も短いタイプ。夏至までの期間に強く影響してきそう。

左半分にほとんどの天体が位置し、能動的に動いたり考えたりしやすい傾向がありそう。
主要天体のその他の配置のバランスとしては、大体バランス型で風のエレメントは1つ(火星)のみ、また、固定宮が2つのみとなっています。ディスポジターに関しては魚座の海王星、牡牛座天王星がファイナルディスポジターの他、水星と火星のミューチュアル・レセプションもあり、真剣、真面目なイメージ、思いきった魅力や希望、優しさ、そして、前向きな意欲とともに熱気を帯びて考えを展開しやすいでしょう。

プライベートが活発そうな中、自分の暮らしを守る、維持したい気持ち、公私等の間をメリハリつけてうまく生きていく感じが好まれそう。象徴的なものの新しい捉え方と、危難、苦難から安全圏まで辿り着く感じの雰囲気も。周囲との自然な調和を目指す感じが。

いろいろなものを提供したいという欲求が高く、たくさんの情報が出てきそうですが、好奇心をそそられるものや、確かな伝統からの強い指導力の発揮には少し、注意な面も。逆にしっかりと地道に頑張っていく、ルーチンをこなしていく事は好まれそうです。隠れながら真面目にしっかり、着実にというような感じが注目されたりもしていそう。

ASCのそばで小惑星のキロン、ベスタ、木星が三重合となっています。傷ついた心を浄化するような改善への要望、欲求が、前向き、発展的に叫ばれているかも。3ハウスの火星が12ハウスの太陽、海王星と90度。身近な交流、日々の仕事や情報の情熱的な所から、秘めた所で目標、イメージが作られてきそう。太陽は11ハウスカスプ付近の冥王星と60度で、社会や将来を真剣に見据えた、目標、意欲が高まってもいそうです。

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