春分図
春分図が強く影響する期間は、そのASCが活動宮の場合は夏至まで、柔軟宮の場合は秋分まで、不動宮の場合は次の春分までという考え方もあります。
しかしその年度全体を探るときに一番重要な図であることには変わりないと思います。
今年の東京の春分図のASCは蟹座29度「双子の体重を測るミューズ」。
活動宮のASCで、影響期間は最も短いタイプで、夏至までの期間に強く影響してきそう。
チャートでは、6ハウス以降に天体が多く、社会的な事柄、及び、職場や学校生活の面が大きく目立ってきそうです。
主要天体のその他の配置のバランスとしては、エレメントは土がかなり多め、そして活動宮も多めになっています。しっかりした実際性を伴いながら、慎重に判断をしつつ、活動的に動いていくことになっていきやすそう。
6ハウスで山羊座の火星と木星、冥王星が重なってきています。職場や学校は非常に活気、勢いがありそうで、冥王星も絡んでいることからおそらく強い真剣さもありそう。
太陽と土星が60度にもなっており、目標の方向性もより真面目、堅実に。
水星と天王星も60度。良いアイデアに恵まれていそうで、少し、限界、先が見えた感を持つところから、未来に残し、役立つものはなにかと考えていく傾向がありそう。
そして金星と海王星が60度で、希望のある明るいイメージが浮かんでいやすく、特に精神的文化、スピリチュアルやオカルトめいた事がからんでもきやすくなっています。
物怖じせずに、覚悟を決めて振る舞っていく、発言していく事が、未来を切り拓く、希望につながっていくような部分も。
この時期、自分を犠牲にして見返りを求めず奉仕していこうという姿は、誤解や争い、不穏な状況を招くもとにもなっていきやすいので、少し注意をした方が良いかもしれません。それは勿論、見る側も同じ事で、オリンピックのボランティアがらみなど、テロの不安も煽られやすそうですが、不要、不毛な批判、論争にならないよう注意です。ただ、冷静さを心がけるより、良いかたちで熱気、熱情を発散させることが重要とも思います。
人や物事をはかるものさしが少し独特な感じにもなっていそうな面がありそうな時期。