2019年春分図

春分図

春分図が強く影響する期間は、そのASCが活動宮の場合は夏至まで、柔軟宮の場合は秋分まで、不動宮の場合は次の春分までという考え方もあります。
しかしその年度全体を探るときに一番重要な図であることには変わりないと思います。

今年の東京の春分図のASCは牡羊座28度「落胆させられた大聴衆」。
活動宮のASCで、影響期間は最も短いタイプで、夏至までの期間に強く影響してきそう。

チャートの上部(そしてやや左側に)に多くの天体が位置し、全体に社会的な部分に大きく関心が集まっていそう。
主要天体のその他の配置のバランスとしては、エレメントは土が多く、活動、不動、柔軟といったクオリティはほぼバランス型。

天王星がライジングスターの状態で、ASCのサビアンの面もあり、周囲との調和、期待に応えることよりも自分自身の思いを優先して、思いきった夢を描いていきたくなりそうで、そのような行動に出る方も多くでてきそう。
土星、冥王星が10ハウスに位置し、社会的な義務やシリアスな部分を強く意識しつつ
も、やりたいこと、革新などを目指し、突き進んでいきたい気持ちが強そうです。

魚座の水星と海王星が合で、山羊座の土星と60度を組み、何らかの精神的な要素の強い考え方、教えのようなものが、現実的な日々の仕事、その他の活動とうまくかみあってきやすそうです。
変わった価値観、ものの考え方が話題になってもきやすそうで、何らかの精神的な文化からの情報が大きく情熱的な動きのカギとなってきやすいと思います。

独りの時間、心を癒やす、整理する時間のようなものを強く求めがちにはなりそうなものの、良い大人、完璧な大人たろうとする欲求もまた強く持ちやすそう。山羊座の強い時期ですが、保守的な頑迷さや強引さについても、少し抑制した方向に向かいやすく、いわゆる大人な話し合い、取引などがしていきやすくもありそうです。

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