春分図
春分図が強く影響する期間は、そのASCが活動宮の場合は夏至まで、柔軟宮の場合は秋分まで、不動宮の場合は次の春分までという考え方もあります。
しかしその年度全体を探るときに一番重要な図であることには変わりないと思います。
今年の東京の春分図のASCは天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」。
活動宮のASCで、影響期間は最も短いタイプで、夏至までの期間に強く影響してきそう。
チャートの右側に天体が多く、他者や社会の動きに合わせて動いていくような側面が大きそうです。
主要天体のその他のバランスとしては、エレメントは風が多めで火は太陽のみ、そして柔軟宮が多く、自分の専門に取り組むものを深めたり、教えたりしつつ、時に強めの態度をしつつも、休息も大事に無理し過ぎず、状況、情報に応じて、柔軟に動いていく感じ。
6ハウスで太陽と金星が合となっており、職場や学校生活、健康面に希望が感じられていることが多そう。この合は4ハウスの冥王星と60度になってもおり、内面や家庭、住居に関する運命的な事柄がその後押しをしてくれたり、お仕事、勉強、健康面にとって、家庭、住居、内面の大きな事柄が希望となっててくれたりもしそう。
天王星は8ハウスにあり、5ハウス水星と60度、4~5ハウスの土星と90度、6ハウス海王星と45度に。心的な交流や、受け取ったもの、引き継いだもの、それが見込めるものに関する変化や個性と関連し、個人的、プライベートな部分に厳しさ、プレッシャーを感じる事が多そう。趣味や気持ちの表現、恋愛やお子さんに関する言葉と、そのような変化は調和的にリンクしていそう。
9ハウスの火星は土星と120度で、真面目な気持ち、厳しさやプレッシャーとリンクして、遠方や専門性への情熱が高まってもきやすいでしょう。
自分の考え、思想を創っていくような気運があり、新天地を目指す意欲も高まりそう。独立心を持った動きが前進の鍵。また、あまりにグズグズした態度は危険を呼び込みやすい面も。昔の人も同じだったんだ、というような発見がいろいろと助けてくれそう。過去を再評価する機会も多そうです。自暴自棄を避けた笑い飛ばすような前向きな改めも大事。