ディスポジター
チャートから、まず特定の天体を見て、その星のあるサインの支配星へ移動していく、というのを繰り返していく事で、意思決定パターンや天体のエネルギーの流れなどを見ていくもの。
あるサインにその支配星が在泊していればそれがファイナル・ディスポジター(根)となり、そこでストップ、終結します。最終の意思決定に大きく関っている事が多いでしょう。
2つのサインに互いの支配星同士が在伯していて、いったりきたり、という状態がミューチュアル・レセプションで、その2つが協力して意思決定をしていくような感じに落ち着きます。
ぐるぐるとループするタイプは、堂々巡りになったりして決定力が弱くなりますが、偏らない考えを持てるでしょう。
出生図で見るとき、その天体のハウスやサビアン度数を加味するとさらに絞った見方ができます。
毎日の星情報にその日のディスポジターの流れを載せていますが、便宜上、トランスサタニアン(土星以遠)についても他の七惑星と同様に扱って表記しています。(本来、根とはならないとされているようです。)
最後に行き着くところをそのチャートの最高意思決定機関のようなものとし、そこからの縦割りの指令系統の形だとも言えます。